販売中のASウオタニ フルパワーキット用CRキャブレターTPSセット。
税別¥38,000
セットアップに電圧テスターを使用する必要がある為、メカニックもしくはエキスパートユーザー様向けとして供給していますが、既に装着された方も多い様です。

先日、スロットル開度を一定にしての巡航中の出力向上効果を測定データと共に記事にしました。
今回は、ストリートで使用する開度領域での加速データを公開します。
車両及びエンジン仕様は前回と同じものです。
データの信頼性の為、気温や湿度等の外的要因による差が出ない様、同日のほぼ同時刻に連続して測定しています。
まず、シャーシダイナモ上で車体を3速で走行状態とし、アイドルスクリューを締め込んで回転を上げ、約30kmとなったところでアクセルを瞬間的に20%開度に設定したストッパーに当たる迄開きます。
回転は上がり加速していきますので、各速度に達する迄の時間を測定したものが下のグラフです。
縦軸が速度、横軸が時間です。
赤いラインはTPS非接続時

青いラインはTPS接続時です

ソフトウェアの仕様上測定開始の横軸位置を同一に出来ない為、45km/hを起点として各速度への到達時間読み出して表にしたものが以下となります。

45km/hから加速して60km/h時点で3.177秒が2.825秒と、0.35秒程到達時間が短縮されています。
ちなみに、20%開度で加速中の50~60km/hにおいてのパワーとトルクの測定カーブは以下の通りで、どちらもこの辺りでTPS装着による点火時期補正効果が大きく出ています。


以上の事からストリートで頻繁に使用する開度や速度領域で特に差が出るという事が確認出来ます。
ご購入とセットアップについて
キャブレター脱着を行いセットを組み込み、調整やセッティングには電圧テスターを使用する等の技術的スキルが必要となります。
TPS装備による効果を発揮させるには、キャブレターの空燃比セッティング及び組み込み前の点火時期が正しくセットアップされている車両である事が前提です。それらが良好でない状態でのご使用はむしろエンジンを痛める可能性もあります。
この為、当セットはエキスパートユーザー向けテクニカルパーツとしての扱いとなります。
ご質問やご購入お申込みにつきましては、弊社問い合わせフォームよりお願い致します。
https://www.pams-japan.com/contact/
※弊社扱いの“T‘s CRキャブレター連結バーセット”をご使用の場合は、下側バーに穴開け追加工が必要です。
Z系用CRキャブレターピッチ(75-96-75)のみへの組み込みが可能です。
フルコンを用いたCRキャブレター車のイグニッションシステム制御にも流用可能です。(フルコンの種類によりセンサーユニットをECUに直結出来る為、専用電源ユニットが不要です)
以上お問合せ下さいませ。
ブログ記事にてご紹介させていただいております価格は消費税別の表示です。
価格は記事記載時のものとなり、後に変更される場合もありますのでご承知おきくださいませ。
ご購入時には最新の価格をご確認下さい。