PAMS製作による、鍛造フルビレットカムシャフト。
正式発表となりました。
https://www.pams-japan.com/PE/camshaft.php
最初のラインナップとしては、TYPE00と01の2種です。
カムシャフトは数字の大小で優劣のグレード分けをするべきものでなく、ナンバリングはそのカムのキャラクター分けの識別の為という考え方に基づいて、あえてTYPE～ という呼称を使っています。
TYPE00
ナンバー00はZ本来のキャラクターにリセットし、更に昇華させるといったイメージで名付けています。
カムプロフィールはkawasaki Z系純正カムシャフトに準じたものとし、長年の使用で摩耗消耗した純正カムシャフトを新品に出来ます。
純正ピストン～社外ピストン66～70 mm を推奨、ストリートの発進と停車を繰り返しながらの極低速からの扱い易さ重視に適しています。
又、弊社製カムは現在の市販Z系用カムでは唯一の鍛造素材を高精度のマシニングと中空加工による軽量化を施す事で、吹け上がりのスムーズさやピックアップの良さはもちろん、カムチェーンやアイドラー、テンショナー等各部の耐久性面でのメリットも大きくなります。
参考重量比較：
PAMS TYPE 00 IN 1169g
純正Z1系初期型中空カムIN 1334g
純正Z1系後期型カムIN 1516g
後期型より1980年迄のZ系純正より一本あたりで約350g、中空で吹けが鋭いと言われたZ1初期型カムと比較しても更に165ｇ軽量です。
TYPE01
ナンバー01はストリートスポーツです。
純正ピストンにも無理無く使用が出来、特にPistal racing 社製を含む各社社外ハイコンプピストンとの相性が非常に良好なベーシックなハイカムです。
カムプロフィールは、シティランを含むストリートでの扱い易さを保ちながらパワーカーブは全体的な底上げを可能とし、低中速域を犠牲にする事なくノーマルカムと変わらぬ扱い易さを維持しつつ高回転迄ストレスなくパワーが追従する設定です。
どちらのタイプも原則的にZ系純正シリンダーヘッドやカバー側も加工不要な仕様となっています。
(01カムに関してはヘッド個体差を考慮し、必ず現物合わせにてご確認下さい)
さて、当カムシャフトはwebshopでの販売開始に先立ち、現在代官山蔦屋書店にて弊社製作車両や他の取り扱い部品の展示と共に若干数の先行発売を行っています。
機会があれば是非ご覧くださいませ。
