以前に紹介しました、スロットルケーブルを加工する際に使用する、真鍮製のタイコです。
![](http://www.pams-japan.com/diary/wp-content/uploads/2021/08/resize0964.jpg)
キャブレター仕様のバイクをインジェクション化したりした場合はまず殆どで、キャブレターでも純正からレース用等に変更すると既存のスロットルケーブルの調製範囲内でインナー長が理想に合わなかったりする場合は結構ありますので、そういった場合に使用します。
他には、市販のスロットルケーブルのインナーを抜いて、アウターのみを使用し、インナーを競技用自転車の高品質品で作り変えるといった用途にも使ってみた事があります。
使用方法としては、以前にも紹介しましたが、ステンレスケーブルであればステン用の、ケーブル素材に合わせたフラックスと半田で固定してください。
ちなみに前回製作して記事にしたのが2018年の4月でした。
約3年前になりますが、1年前位から問い合わせが増えて一気に無くなってしまいました。インジェクション化等でスロットルケーブルを使用する様な人が増えてきた様です。
価格は前回製作した際と同じ¥250pcsです。
数千個単位で作ればもっと廉価になるかとは思いますが、流石にそれ程を一気に製作すると正直売りれないかと思いますので。
ただ、真鍮をカットして2方向から穴を開けたシンプルなものではあるのですが
コストをかけたなりの精度にはなっています。
ちなみにスロットル用なので、ひとさし指と比べても大きさはこのくらいです。
![](http://www.pams-japan.com/diary/wp-content/uploads/2021/08/resize0965.jpg)
拡大するとわかりますが、この大きさでもカットした端面も穴を開けた部分も全て面取りしてあります。
![](http://www.pams-japan.com/diary/wp-content/uploads/2021/08/resize0963.jpg)
ケーブルが通るサイドからの穴部分もこの通り。
流した半田でケーブルがしっかり固定される様に考えた為です。
![](http://www.pams-japan.com/diary/wp-content/uploads/2021/08/resize0967.jpg)