LINK ECUを使用してのフルコンイグニッションシステム(キャブコン)用パーツを一式オーダーいただきましたユーザー様向けに製作した専用ハーネスです。

一見配線数が多く見えますが、装着車両がMk2系でECUをテールカウル内に収める場合があり、その分長目に作った為です。


LINK はフューエルインジェクションによる燃料制御や、各種のセンサーや外部に対しての各種入出力コントロール迄が可能なフルコンECUです。
ベーシックモデルのatomでもフルに機能を使うのであればこのコネクターほぼ全てに配線が繋がる事になり、見慣れないユーザーさんにはなかなか取っつきにくいイメージがありますが、イグニッション専用で製作した場合、最小限必要な配線本数はASウオタニのフルパワーキットと変わりません。
ここから追加したデバイスに応じて必要な配線を追加する事になります。

ちなみにLINKに使用されているこのタイプのコネクターは、爪先で押してロック解除するのみで配線の抜き差しや入れ替えが容易に出来ます。
この為将来的に各種のセンサーや入力スイッチ、もしくはデバイス制御の為の出力配線の増設や追加も簡単に出来る様になっています。



今回のキャブコンセットでは、キャブレターに装着したスロットル開度センサーにCAN通信で接続する空燃比測定ユニットと、スピードセンサーをオプションで使用しますので、それ用の配線を追加しました。

純正品のハーネスの様に電工テープで巻いて配線をカバーして纏めるとコスト面でも有利ですが、仕様変更等のメンテナンス性はあまり良好では無くなります。
組み込み時に識別と作業し易い様末端は機能別に耐熱ガラスチューブで振り分けし、自由に配線の分岐位置を決めたりアップデートが容易な割タイプのメッシュスリーブを使用しています。


センサーを追加する際に必要な5v電源出力やセンサーアースコードも、予め簡単に分岐追加出来る様にしてあります。

基本性能はもちろんですが、拡張性に優れるところがフルコンの最大のメリットでもありますので、楽しんでくださいませ。
フルコンインジェクション及びキャブコン関連の製品は、セットアップや使用にある程度の技術を要するテクニカルパーツ扱いとなります。
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