Kawasaki Z1,Z2~KZ1000,Z1000J,R,Z1100R等 ZシリーズピッチCRキャブレター φ29~33用
何度かお問合せをいただきましたご希望の方には大変お待たせいたしました。

写真のセット価格で、税別¥38,000となります。

キャブレター本体側の分解や機械的な加工を一切不要にて組み込み出来、配線に関してはコードの挿し替えやネジ留めのみで完了する様にしています。
(一か所のみ、配線長さを合わせて丸オス端子をカシメする場所があります)
センサーには無接点式ホールタイプを使用しています。内部の摩耗や経年劣化による出力値の変化や角度遷移時のノイズは一切発生する事無く長寿命です。
更に専用ユニットにて電源を供給する事で、信号出力電圧の安定化と精度を向上させています。

センサーへの角度伝達には、フリクションが限りなく低く動作時の遅延も発生しない産業用3Dプリンター用コグドベルトを使用しました。

オプション設定として、センサーユニットの組み込みやセッティング調整時に非常に便利な、極薄レンチとローヘッドタイプのボールポイント六角棒レンチのセットのご用意があります。
こちらは税別¥2,000です。

キャブレターへのTPS組み込みの効果
弊社及びウオタニ本社製のZ用マップを使用している場合、TPSを追加してやる事でインストールされている3次元マップの使用が可能になります。

ベースとなる2次元マップに対して、キャブレタースロットル開度に応じたエンジン負荷に対する点火時期の補正を行う事で、ストリート走行時に最も使用頻度の高い低中開度領域の燃焼効率が向上し、トルクが増大します。

この効果は、一般路走行中や高速道路を巡航走行している等の低負荷走行状況で効果が顕著となり、より少ない開度で前方に流れる様に車両が進むフィーリングとなります。
これにより結果的に燃費も向上する場合が多いです。
一般的にシャーシダイナモで測定する様な全開負荷走行時の最高出力の向上を行うものではありませんが、特にストリート走行では全走行時間の9割以上がTPS制御の効果の高い領域を使っています。
又、圧縮圧を高目に設定したチューニングエンジン等で、ノックやデトネーション防止の為に低中回転域の点火時期を大幅に遅角させたマップを使った結果として、特に低開度低負荷走行時の燃焼効率の悪化やレスポンスが損なわれるケースがあります。 その様な場合でもTPSによる補正制御を行う事でより自然なフィーリングとする事が出来ます。
ご購入とセットアップについて
キャブレター脱着を行いセットを組み込み、調整やセッティングには電圧テスターを使用する等の技術的スキルが必要となります。
TPS装備による効果を発揮させるには、キャブレターの空燃比セッティング及び組み込み前の点火時期が正しくセットアップされている車両である事が前提です。それらが良好でない状態でのご使用はむしろエンジンを痛める可能性もあります。
この為、当セットはエキスパートユーザー向けテクニカルパーツとしての扱いとなります。
ご質問やご購入お申込みにつきましては、弊社問い合わせフォームよりお願い致します。
https://www.pams-japan.com/contact/
※弊社扱いの“T‘s CRキャブレター連結バーセット”をご使用の場合は、下側バーに穴開け追加工が必要です。
Z系用CRキャブレターピッチ(75-96-75)のみへの組み込みが可能です。
フルコンを用いたCRキャブレター車のイグニッションシステム制御にも流用可能です。
(フルコンの種類によりセンサーユニットをECUに直結出来る為、専用電源ユニットが不要です)
以上お問合せ下さいませ。
ブログ記事にてご紹介させていただいております価格は消費税別の表示としております。
又、価格は記事記載時のものとなり、後に変更される場合もありますのでご承知おきくださいませ。
ご購入時には最新の価格をご確認下さい。