前回ヘッドまで乗ったので、バルブタイミング、バルブクリアランスと調整作業に入ります。

ヨシムラST-2にアジャスタブルカムスプロケットをセットして専用に作った純正のカットカバーをセット。

バルブタイミングを調整します。その後バルブクリアランス調整へ

一旦現状のクリアランスを測定し、本来のアウターシムタイプで有ればこのままシムを交換出来るんですが、このエンジンはインナーシム化しましたので

カムを外しリフター(タペット)の内側にあるシムを交換し、またカムを乗せて確認の為、もう一度クリアランスを測定します。このようにカムを複数回脱着する場合はカムホルダーのネジ山が傷みやすくなるので、このようなスタッド式の専用ボルトツールを使用しています。

調整が終わりましたら、カムホルダーボルトを一本づつ交換し規定トルクで締めて完成です。
エンジンカバー類も塗装しましたので、オイルシール、オイルレベルゲージ、ステーターコイルなどを取り付けて行きます。

コイル線と配線を切断し

コイル線に新たな配線を結線し

ガラスチューブで保護します。

先日のDIARYでもご紹介させて頂きましたジェネレーターカバーグロメットを使用して、最後に液体ガスケットを塗って当て板などで固定しておきます。こうしておけばエンジンに取り付ける時が楽です。

オイル滲みの心配もなくなる事でしょう!
さぁ次は、いよいよエンジンを車体に搭載して行きます。
完成までもう少し・・・!






