車両を現状で購入してきてから、コツコツと自分のスタイルに合わせ手を入れてきたオーナー。既にエンジンoh、電装、点火系からフレームのセンター出し、パウダーコートまで施してあり、中身はすごいんです仕様。今回は車両の方向性が見えていない頃にとりあえずブレーキだけはと購入し取付けた320φフローティングローターを今のスタイルに合わせSTDの296φローターに変更。というより戻した事になるんでしょうか?

交換前、確かにこのスタイルだと好みにもよると思うが、性能感が出ているフローティングローターが浮いているようにも見える。車体全体がノスタルジックなのに対しローターだけが近代的!?
とりあえずホイル廻りをばらす フローティングローター。構造的にはリジットより優れていてなるべくセンターでパットに挟まれるようにフローティングすると言ったしくみ。
ローターをマウントしているボルトはネジロックを塗り閉められているためボルト穴にネジロックが残ってしまっている。
固まったネジロックが残ったままボルトを入れるとボルトや穴を傷めかねないので全てのボルト穴にタップを通し清掃。同時に状態も確かめられる為必ず施す。 ご覧のように結構残ったネジロックや汚れが取れる。
タップを通し奇麗になったボルト穴。 今回仕様するステンレス製ローターマウントボルト。キャリパーがAP2696な為ローターのオフセットが必要となる、使用するボルトの長さは要注意。
トルクレンチでトルク管理。 鉄リムにSTDローター。要はノーマルですね。
車体の雰囲気に合わせブラックアルマイトを施したキャリパーサポート。細かいところだが、こういったところが車体全体のバランスの良さを醸し出す。
はれてSTDローターに戻せたオーナーは服飾関係に勤めている事もありこだわりが強い。フローティングローターでもブレーキの機能としては全然問題ないのだけれどもあえてSTDに戻した今回の作業。妥協を許さないオーナーだから車体も彼好みの車体にほとんど完成し、Zライフを満喫している。