mkII semicomp04

	予算の中で出来るだけ奇麗に、調子良くしたいと言う要望から作業することになったMKII。まずはどうバランスよく手を入れてあげるか細かい打ち合わせから始まり、作業開始。

●外装等諸々を外し、フレームのセンターからパウダーコートを施すためエンジンが降ろされた状態。

●腰上が完全にばれ、オーナーに消耗箇所を確認して頂き、内容を確定する。	●今回、腰下廻りには手を入れないので、この状態でしばらくマテ状態。

●電装や細かい部品もほとんど剥がされほとんど骨の状態。	●パウダーコートを施す前にフレームのセンター出しは勿論、細かい凹み等も修正。写真はストッパー部分を修正。

●過去の転倒が原因と思われるウィンカーステーの曲がりを修正。	●今回のメニューで施すFフォークのオーバーホール。完全に分解し洗浄、バリ取り等を施し、組み直す。インチューは修正済。小さい錆等が出ている場合リクロームを施し再生すると言ったこともする。。

●フレーム等パウダーコートが掛かった状態。各ネジ穴にタップを通したり面を取ったりと組み付ける準備を進める。	●車体を立ち上げ、バッテリー廻り、細かい部品を組みつけつつ、まずは腰下を仮乗せ。

●今回使用することになったワイセコ73φ鍛造ピストン。MKIIだとボーリングオンリーで人気のあるサイズだ。	●ヘッド廻りもガイドから打ち直し、バルブも新品に変え、シートカット摺り合わせをし、完全にリフレッシュされた状態で搭載。

●カムシャフトまで組みつけられ、車体廻りも形になって行く。	●シム調後、圧縮等測定し、カムカバーが閉められる。

●吸排気、点火等セットアップ完了。火を入れ、点火タイミングや同調等細かい調整をして行く。	●完全に冷まし増締めをし、試乗。今回交換したEX、ステンレスストリート管が輝く。

	●納車日仲間と一緒に来店したオーナー。車体廻りはほとんど手が入り、シャキッとしたし、消耗の激しい腰上を完全にリフレッシュしたのでかなり以前と変わったはず。リフレッシュされたMKIIでこれからも仲間とがんがん走って下さい。